フットケア外来 |奈良市南京終町 もりもとリニック | 水虫 たこ・うおのめ 糖尿病性足病変

もりもとクリニック

電話番号:0742-63-3200

奈良市南京終町710-1 スーパー ラ・ムー京終店敷地内

フットケア指導士によるフットケア外来

フットケア外来について

足は「第2の心臓」とも言われ、全身を支え歩行をつかさどるだけでなく、血液の循環に大きく関わります。歩くことによって脚の筋肉がポンプとなり下半身の血液を心臓へ送り戻し、血液の循環を促す働きをしています。

このように重要な役割を担っている足ですが、歩き方、爪の形、靴、全身疾患の影響などの影響により様々なトラブルを抱えがちです。足のトラブルから全身に関わる病気を発見することもあり、足の健康と体の健康には深いつながりがあります。

近年、動脈硬化に起因する末梢動脈疾患や糖尿病による足病変が急増しています。これらの病変が重症化すると下肢切断に至る可能性が高く、生命予後にも重大な影響を及ぼします。しかし、足の異常があってもどの診療科を受診し治療を受けるべきかわからず、既存の診療科としても下肢病変や足病変の専門的知識や治療技術をもった専門家が少ないのが現状です。

当院のフットケア外来では、たこ・うおのめ治療や角質ケア、糖尿病性足病変、むくみ、静脈瘤の治療などを行っております。

日常生活の行動を支えてくれている大切なあし、むくみやだるさが気になったり何らかのトラブルが生じた際は、気軽にご相談ください。

たこ・うおのめの治療、角質ケア

角質は、外から有害な刺激を体内に伝えないようにしたり、体内の水分が蒸発しないようにするという働きがあり、体を守るための大切な役割を担っています。皮膚の内側の細胞が成長とともに体の表面に押し上げられ角質を形成し、しばらくすると自然に垢として剥がれ落ちていきます。

しかし、角質が剥がれることなく残ってしまうと徐々に厚くなり、かさかさしたり硬くなり、局所的に厚くなるとたこ、うおのめを形成してしまいます。

たこ・うおのめの詳細はこちら

また、硬く厚くなった皮膚は、時にひび割れを起こす危険があります。靴を履いていると、足は高温多湿な環境となります。蒸れて柔らかくなった角質を雑菌が分解し増殖するため、臭いの原因の1つとも考えられています。

角質は、本来体を守るものであり、角質ケアではあくまで余分な角質を取り除くことを目的とし、日常のケアや足にあった靴や中敷きを使用するなど予防に努めることが大切です。

爪のケア

爪は「健康のバロメーター」とも言われます。爪の状態は様々なシグナルを出しており、時に心疾患、肺がん、貧血、糖尿病や肝疾患、脱毛症、乾癬などが隠れているケースもあります。爪の異常を見つけたら安易に考えず、一度ご相談ください。

爪の変形・変色、肥厚、爪剥がれなどの治療はもちろん、高齢の方をはじめ自分では爪が切れない方のケアも行います。また、爪の正しい切り方についての指導もいたします。

糖尿病性足病変

糖尿病の3大合併症といえば、糖尿病性神経障害、糖尿病性網膜症、糖尿病性腎症です。これらは、高血糖により細い血管が傷められることが大きな原因ですが、高血糖により太い血管にも動脈硬化という形で影響が現れます。

動脈硬化が心臓の血管に生じると狭心症や心筋梗塞、くびや脳の血管に生じると脳梗塞、あしの血管に生じると閉塞性動脈硬化症という状況を生み出します。

糖尿病性神経障害が進むとかゆみや痛みを感じにくくなり、足の異常に気が付きにくくなります。閉塞性動脈硬化症では、足の冷えやしびれ、痛みなどの症状が生じますが、糖尿病があると重症化して初めて気が付くということもあります。また、高血糖により抵抗力が弱くなるため、細菌や真菌などに対する抵抗力が低下し傷の治りが遅くなったり、難治性の潰瘍を形成したりします。

当院では、糖尿病治療や足病変の治療だけではなく、足についての様々な情報を発信し足病変の予防にも力をいれています。

むくみ治療

足のふくらはぎの筋肉がポンプの役割となり血液を心臓に戻す役割をしていますが、この機能がなんらかの原因で滞るとふくらはぎに血液が停滞して「むくみ」が起きます。

デスクワークなどで同じ姿勢を続けたり、運動不足による筋力の低下、塩分の取りすぎ、アルコールの取りすぎ、女性ホルモンによるむくみなどさまざまな要因で引き起こされます。

当院では、むくみ治療に弾性ストッキングによる治療を行っています。

むくみの原因は、全身疾患からくる慢性的な病気の可能性もありますので、気になる場合は、ご相談ください。

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