外科・血管外科 | 奈良市南京終町 もりもとクリニック | 下肢静脈瘤 リンパ浮腫 閉塞性動脈硬化症

もりもとクリニック

電話番号:0742-63-3200

奈良市南京終町710-1 スーパー ラ・ムー京終店敷地内

外科

一般的な外科的処置を行います

擦り傷、刺し傷などの小さな傷、切り傷などの大きな傷、やけど、床ずれ、皮膚のできもの、巻き爪などの治療を行います。特に高齢の方や糖尿病、免疫を抑える薬を内服中の方は、感染症を引き起こす心配もありますので、けがをされた際やなかなか治らない傷がある際は受診してください。

また、「他の病院で手術を受けたけれども消毒だけ自宅の近くでしてほしい」「退院後、病状も落ち着いており、近くの病院で定期的に経過をみてほしい」などのご要望にもお応えいたしますので、お気軽にご相談ください。

主な疾患

  • 擦り傷、刺し傷などの傷
  • 切り傷など縫合処置が必要な外傷
  • やけど
  • 床ずれ(褥瘡)
  • 皮膚・皮下腫瘤
  • 巻き爪、陥入爪
  • 手術後のケア
  • 乳腺・甲状腺疾患

血管外科

当院の血管外科では

人の体には血液が流れる「血管」があり、この血管には動脈と静脈の2種類があります。動脈は、心臓から送り出された酸素や栄養を多く含んだ血液を体のすみずみまで流す働きがあります。静脈は、心臓へ体内で発生した二酸化炭素や老廃物を多く含んだ血液を戻す働きがあります。また、血液の液体成分の一部がしみ出したリンパ液が流れる「リンパ管」があります。

狭心症や心筋梗塞、脳梗塞や脳出血は、日本人の死因の3割を占めており、その原因は血管の障害です。高血圧、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病は、全身の動脈硬化をもたらし、進行すると血液の流れが悪くなり血管が詰まってしまうことがあります。生活習慣病自体は症状が殆どないため大丈夫と思われがちですが、放っておくと動脈硬化が進行し、心筋梗塞や脳卒中など命にかかわる病気を発症する危険性があります。

当院では、高血圧、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病のほか、頸部、胸部、腹部、上・下肢の血管(動脈・静脈)やリンパ管に関する疾患の検査および治療を行います。

当院の血管外科の主な対象疾患

下肢静脈瘤

下肢静脈瘤は、血液の逆流を防ぐ静脈弁が正しく働かなくなり、血液が逆流することにより足の血管が浮き出てくる病気です。血液の循環が悪くなるため、むくむ、だるい、痛い、つる、かゆい、色が黒ずんでくる、傷が治りにくいなどの症状が生じます。治療は、生活習慣を改善したり弾性ストッキングを着用する「保存療法」、薬剤を使用し静脈を閉じる「硬化療法」と「手術療法」があります。

手術は、静脈をしばってしまう「結紮術」や膨らんでしまった静脈を引き抜く「ストリッピング術」が主流でしたが、近年ではカテーテルによる血管内治療が行われるようになってきました。局所麻酔で治療でき、体への負担も少なく痛みや出血のリスクも低い治療法ですが、専門医が勤務し認定された実施医・指導医がいる施設に限定されています。

当院では、「高周波アブレーションカテーテルによる日帰り手術」を行っています。また、これまで効果的な治療法のなかった網目状静脈瘤やクモの巣状静脈瘤に対して、「ロングパルヤグレーザー」を用いた治療も行っています。

保険診療
手術費用(3割負担時の自己負担額)
  • 血管内焼灼術 約45,000円
  • ストリッピング術 約35,000円
  • 結紮術 約10,000円
  • 硬化療法 約6,000円
自費診療
ロングパルスヤグレーザーによる治療
  • ペンレステープ1枚(3×5cm)の範囲 ¥10,000

※ その他、必要に応じて血液検査・超音波検査などの費用がかかります。

頸動脈狭窄症

頸動脈は、くびの途中で頭の中に血液を送る血管と顔のほうに血液を送る血管に分かれます。この血管が分かれる部分は、動脈硬化の好発部位として知られており、「頸動脈狭窄症」はこの頸動脈分岐部で動脈硬化が生じて頸動脈が細くなる病気です。これが原因で、脳への血流が低下したり、狭くなった部分から血の塊や動脈硬化の破片が脳の血管に流れていき途中で血管をつめてしまうことにより脳梗塞をおこしたりします。

メタボリックシンドロームや高コレステロール血症、高血圧などに代表される病気の結果引き起こされる動脈硬化は、頸動脈だけでなく、心臓の血管、大動脈、手足の血管など全ての場所に発生します。そこで、他の血管にも異常がある場合はもちろん、高血圧や糖尿病などがある場合に頸動脈の状態を検査することで動脈硬化の進行具合を調べることも重要です。

閉塞性動脈硬化症

閉塞性動脈硬化症は、動脈硬化により血管が狭くなったり詰まってしまい、血液の流れが悪くなってしまう病気です。血流が悪くなってしまうため、酸素や栄養を十分に送り届けることができなくなり、傷が治りにくい、手足が冷える、痺れる、足がつる、歩いているとだるくなる、安静にしていても痛いなどの症状が生じます。

閉塞性動脈硬化症は放っておくと悪化する怖い病気ですが、早期に発見することにより生活習慣を改善しリハビリを行い、改善が期待できると言われています。適切な運動療法や食事指導に加え、血液の循環をよくする薬を使用することもあります。また、高血圧や糖尿病、高脂血症などとも密接に関係しており、生活習慣病を治療していくことも大切です。

動脈硬化は全身の動脈に起こりうる病気であり、閉塞性動脈硬化症は全身の動脈硬化病変の部分的な症状であると考えられています。そのため、脳梗塞などの脳血管障害や狭心症・心筋梗塞などの虚血性心疾患といった合併症を引き起こす危険性もあります。気になる症状がある場合は、一度ご相談ください。

バージャー病

バージャー病は、手足の動脈に炎症が生じ血流障害が生じてしまう疾患です。原因は不明ですが、発症と増悪に喫煙が強く関係しており、歯周病との関連も指摘されています。

閉塞性動脈硬化症と症状は似ていますが、閉塞性動脈硬化症は高齢者に多く、バージャー病はもう少し若い30~50代によく見られます。治療としては、まずは禁煙を厳守し、歯科での歯周病管理も必要です。血管拡張薬や抗血小板薬による血液循環の改善や血栓予防が行われ、重症例では交感神経節ブロックや手術も行われます。

早期の診断と適切な治療、および禁煙の徹底により、病気の重症化を防ぐことが何よりも大切です。

リンパ浮腫

体の中には、動脈と静脈のほかにリンパ管と呼ばれる管があります。リンパ管は、全身の皮膚の下に網目状に張り巡らされており、タンパクや白血球を含んだリンパ液が流れています。わきの下、首の付け根、脚の付け根には、豆のような形のリンパ節があり、感染やがんが全身に広がることを抑制しています。

リンパ浮腫は、リンパ管の圧迫や狭窄により流れが悪くなり、リンパ液がリンパ管の外にしみ出しむくみとして現れます。がん治療などの手術でリンパ節を取り除くとリンパの流れが停滞しリンパ浮腫が起こることもあります。まず、むくみの原因となる低蛋白、腎不全、心不全、静脈不全、薬剤性などの検査を行います。

治療は、原因となる疾患の治療に加え、患肢の拳上・運動療法・リンパマッサージ・スキンケア・弾性着衣や弾性包帯を用いた圧迫療法・圧迫下での運動などを組み合わせた複合的な治療を行います。

慢性化すると組織の変性と線維化が起こり、その部分の皮膚が次第に硬くなっていきますので、むくみでお困りの方は、一度ご相談ください。

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