褥瘡外来
褥瘡とは
褥瘡は「床ずれ」ともいわれ、寝たきりの状態や長時間車いすに座り続けることにより血液の流れが悪くなり、皮膚が赤くなったり皮がむけたりかさぶたができる病気です。
褥瘡は、多様な要因が複合的に関与して発生するため、単に傷を治療すればいいわけではありません。生活環境や療養環境、栄養状態、心機能を含めた内臓機能、血管病変など血液循環、皮膚局所の状態などを評価し、治療を行わなければなりません。
また、家族や介護者がケアを継続できるかどうかということもとても重要で、患者さんを中心としたチームが日常生活の中で無理なく行える方法を一緒に考えていくことが必要です。
当院の褥瘡外来について
褥瘡が生じるには様々な要因があり、皮膚損傷の大きさや形、深さ、生じる部位も一人一人異なります。そのため個別の対策やケアが必要となります。当院では、褥瘡の処置、内科疾患および栄養管理、往診による治療、壊死組織の切除を含めた外科的治療、局所陰圧閉鎖療法など行います。
また、褥瘡の原因となる圧迫やずれ、栄養、スキンケアなど発症予防や早期発見についても詳しく説明しますので、ご家族で心配な方がおられる際にもお気軽にご相談ください。
褥瘡の治療とケアの内容
褥瘡の治療とケアの内容
- 日常生活における褥瘡予防の指導
- 床ずれ防止用具の利用法に関する指導
- 栄養指導
- スキンケアについてのアドバイス
- 医療用被覆材による創傷治療
- 壊死組織の除去 など
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